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履歴書の書き方3 ~志望動機・本人希望欄の書き方編~

履歴書の書き方3 ~志望動機・本人希望欄の書き方編~

履歴書の志望動機は、仕事に対する熱意・考え方を伝える重要な項目です。
採用担当者の評価を上げたいからといって、職歴を改ざんすることはできません。つまり、履歴書を書くうえで、最も工夫すべき項目は志望動機欄なのです。また、本人記入欄には何を書けばいいのか悩む方も多い項目ではないでしょうか?今回は志望動機と本人記入欄の書き方のポイントについて解説します。

志望動機

志望動機は自分の言葉を使って書かれているかどうかが大きなポイントになります。
「なぜその病院や事業所を志望するのか」という理由を、自身の経歴や応募先の特徴と結びつけて書くことで、より説得力を持たせることができます。
① 応募企業を志望した理由
まずは結論にあたる、その企業を志望した理由から書き始めましょう。
給料や福利厚生、休みの多さといった「待遇・条件」を志望動機に書くのはNGです。
企業側は、仕事に関わるスキルや強み、そして熱意を持っている人を採用したいと考えています。待遇・条件が主に書かれている志望理由からは、企業側が求めているポイントを汲み取ることができないため、良い印象にはつながりにくいのです。待遇や条件の良さは、応募する側にとって重要な要素ですが、志望動機として書くのは控えましょう。
② 応募先で活かせる経験やスキルのエピソード
次に、応募先の企業で活かせる経験やスキルなどご自身の強みついて、エピソードを絡めながら記入していきます。エピソードが入ることで、説得力が増し、採用後の活躍をイメージしやすくなります。
③ 入社後の意気込みや取り組みたいこと
最後に、入社後の意気込みや取り組みたいことなどを書いていきます。前段で書いたスキル・強みを活かしたものとして書くと、文章全体がすっきりまとまります。ただし、入社後の配属部署が明らかでない場合は、特定の部署でしか実現できないような内容にしてしまうと、「活かせる範囲が狭い」と判断されることがあるので、注意しましょう。
履歴書や面接において、意外と間違えやすいのが「敬称」です。貴社?貴院?それとも御社?と迷われる方も多いかと思います。「敬称」を正しく使い分けしましょう。
「貴〜」という表現は書き言葉です。履歴書や職務経歴書ではこちらを使いましょう。なお、保育園などの場合は話し言葉でも「貴園」を使うことが一般的です。一方で「御〜」という表現は話し言葉のため、主に面接のときに使用します。
ちなみに、「御社」や「貴社」は、言葉自体が相手の会社を敬った敬語表現のため、「様」をつけることは不適切です。
「御社様」「貴社様」といった表現にしてしまうと、二重敬語になってしまうため、使わないように注意をしましょう。
ポイントはこちら
  • その会社(業界)を志望した理由
  • そしてなぜその仕事を志望するのか
  • その仕事をする上でどのように会社に貢献できるのか
  • 自分の言葉で丁寧にかつ簡潔に表現しましょう。
  • 正しい「敬称」を使う
  • 履歴書では、「貴社」「貴院」「貴園」「貴法人」を使う
  • 記入欄の7割以上を目安として丁寧に記入する

本人希望

特に希望がない場合は、「貴社規定に従います」と記入し、空欄にしないようにします。応募先企業で勤務する上でどうしても譲れない条件や、募集要項に複数の募集職種がある場合は、希望職種を書くと面接がスムーズです。